大阪の桜といえば、桜ノ宮。桜ノ宮という名の通り、大阪府内のみならず全国屈指の桜の名所です。
川の両岸には5000本弱の桜が立ち並んでいます。
大阪市内の繁華街(梅田や難波)からのアクセスもよく、都心エリアでこれだけの本数の桜が立ち並んでいるのは珍しいです。
今年の開花状況は、桜ノ宮の遊歩道(毛馬桜之宮公園)が開花3月27日、満開4月3日頃、造幣局通り抜けの桜は開花4月9日頃、満開4月13日頃の見込みです。
今回はこの桜ノ宮エリアの桜の様子、場所や行き方についてご紹介します。
目次
桜ノ宮はこんなところ
桜ノ宮は大阪市内を流れる大川(旧・淀川)の両岸に所狭しと並ぶ桜並木が圧巻の桜の名所です。
川に面した遊歩道は桜並木に覆われた桜の道になっています。このあたりは「毛馬桜之宮公園」と名付けられていて、桜の開花予想ではこの名称が使われます。
大阪屈指の桜の名所のため、たくさんのお花見客で賑わいますが、遊歩道は比較的横幅の広く落ち着いて歩くことができます(狭い道も所々あります)。
また、桜ノ宮には大川沿いの遊歩道以外にも「造幣局桜の通り抜け」という桜の名所があります。
こちらは遊歩道の桜(ソメイヨシノ)と違う品種が約130種類程並んでいて桜の開花時期が10日程後ろになりますので注意が必要です(後述)
都心のアクセス良好な桜並木群
場所・行き方
桜並木は桜ノ宮〜天満橋(大阪城公園)一帯を大川沿いに続いています。下図の赤色の箇所が桜並木がある場所です。
各交通機関からもすぐ近くに位置しています。最寄駅は、JR桜ノ宮駅、JR大阪城北詰駅、天満橋駅(地下鉄谷町線/京阪電車)。
どこで降りても素晴らしい桜並木が目の前に広がっています。
・桜ノ宮駅(JR環状線)・・・・・JR大阪駅から2駅です(大阪環状線「外回り」、大阪駅→天満駅→桜ノ宮駅)
・大阪城北詰駅(JR東西線)・・・・・JR北新地駅から2駅です(東西線京橋方面行き、北新地駅→大阪天満宮駅→大阪城北詰駅)
・天満橋駅(地下鉄谷町線)・・・・・東梅田駅から2駅です(谷町線文の里・八尾方面、東梅田駅→南森町駅→天満橋駅)
・天満橋駅(京阪電車)・・・・・淀屋橋駅から2駅です(京阪本線出町柳行き、淀屋橋駅→北浜駅→天満橋駅)
オススメポイント
大人数の宴会でもOKな広々スペース
お花見といえばブルーシートを敷いて弁当を食べたりお酒を飲んだりが定番ですが、桜ノ宮は桜並木の下にブルーシートを十分敷けるスペースがあります。広さも大人数の宴会でもやれるくらいあります。
10人以上のグループがたくさんいました。中にはシートを敷くだけでなく、テーブルや椅子、バーベキューセット等々本格的なキャンプグッズを持ち込んでいる人もちらほらいます。
出店もある
お弁当をお酒を持ってくるのが定番ですが、結構用意するのが面倒だったりします。車で運んでも駐車に困りますから公共交通機関で来られる方が多いと思いますので大きな荷物はなかなか大変です。
そんな方にも便利なのが、出店がある点。
買い出しをしなくても食べ物に困ることはありません。
「造幣局 桜の通り抜け」は遊歩道と満開時期が少しズレる
桜ノ宮の遊歩道の途中には「造幣局 桜の通り抜け」があります。約130種類もの桜が見られる場所で、川沿いの遊歩道とは桜の開花時期が毎年10日程後ろです。
この造幣局の桜の通り抜けは実はいつでも空いているわけではなく入場できる期間も決まっています。
2019年は4月9日(火)〜15日(月)の1週間。開催時間は平日10:00〜21:00、土曜日・日曜日は9:00〜21:00までとなっています。
少し足を伸ばして大阪城公園の桃園へ
大阪の桜の名所といえば、桜ノ宮の遊歩道(毛馬桜之宮公園)、造幣局の桜の通り抜け以外にも大阪城公園が有名です。
上図の下のほうに少し大阪城公園の外の濠(北外濠)が見えています。大阪城公園の桜を楽しむのもいいですが、天満橋駅あたりで大川沿いの桜並木を既に楽しむのであれば、少しだけ足を伸ばしてみると良いのが「大阪城公園 桃園」
この桃園は大阪城公園の北外濠にひっそりとあって、これがちょうど桜と同じ時期に見頃を迎えるんですね。
桃は桜よりも背が低い木なので、花をすぐ近くで撮ることもできる楽しみがあります。
桃園のある近辺では歴史ある濠と桜を楽しむこともできますよ。