身の回りを見渡せば、炭水化物だらけの食生活。
デスクワークが増えている現代人はその少ない運動量の割に、普段の食事から炭水化物は減っておらず、糖質を摂り過ぎていると言われています。
さて、筆者の住む場所は天下の台所、大阪。
「粉もん」が有名なのはご存知の通り、炭水化物に囲まれた街です。たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、うどん等々。
お好み焼き定食、焼きそば定食は定番中の定番
お好み焼き、焼きそばをおかずに白飯を食べるのなんて当たり前
でございます。
メインディッシュと主食が炭水化物という、
“炭水化物 on 炭水化物”
な食文化でもあるわけです。
これは大阪だけの話ではなくて、全国的に見てもうどん定食、ラーメン定食というのも定番の定食セットですよね(ちなみに、大阪では大抵「ラーメンライス」と注文します)。
意識しなければ、普段の食事というのは非常に炭水化物だらけになってしまいます。
とはよく言われるものの、低糖質の食事とは無縁だと思っていた筆者もあるきっかけで気にせざるをえなくなりました。
そんな中、見つけた「低糖質とんこつラーメン」が思いのほか美味しかったのでご紹介します。
目次
低糖質ダイエットなんて他人事やと思っていました
何を隠そう、筆者は血糖値が少し高いのです。
年に1回行っている健康診断で、血糖値が少しだけ高かったのです。幸い再検査を要する程ではありませんが、生活に注意が必要と言われてしまいました。
結構、仕事柄外出も多く、通勤片道30分、往復で1時間は毎日歩いているので、全くもって自分には関係ないことだと思っていたんですけどね。
しかも、
私、まだ30代なんですが(泣)
(それも、前半というか、なったばかり・・・)
まぁ自分の食生活に思い当たることがないことはなくてですね・・・たまーに帰り際に思い立って、スーパーで大好きなキットカットを袋の17個入りを買って「どか喰い」やっていることもこんな健診結果が出たんじゃ白状せざるを得ません。
低糖質ラーメンなんてものもある
低糖質ダイエットという言葉が最近になってよく聞かれるようになりました。
きっと筆者のような人間が多いんだと思うんです。毎日、結構な距離を歩いている私ですら血糖値が高いんですから
一日中デスクワークの人なんて言わずもがな
でございます。
これまで無頓着だった食生活をとたんに気にするようになり見つけたのが、低糖質のとんこつラーメン。
なんと、高カロリーと言われるとんこつラーメンにまで低糖質のものがあるんです。
それが「低糖食堂」が発売しているのが生めんタイプのとんこつラーメン。
低糖質の場合、こんにゃくや大豆を使うことが多いですが、このラーメンにはこんにゃくや大豆は使われていないのです。
正式名称は「低糖唐辛子とんこつラーメン風」といいますが、「ラーメン“風”」となっているのは、ずばり小麦粉の含有量が少ないからなんですね。
実は、麺の基本成分中、小麦粉が30%以上でないと「ラーメン」と名乗ることができないのだそう。
麺の成分のうち、でんぷんを水に溶け難いでんぷんに置き換えたり、小麦粉を精製する際に取り除かれる小麦粒の表皮「小麦ふすま」を活用しつつ、糖質を抑えることに成功した独自開発の麺を使っているようです。
この商品は麺の他に、とんこつスープと薬味(特製唐辛子ダレ)が付いてきますが、全部食べても糖質量は14.7gに抑えられています。
低糖質に関心のある方なら糖質の少なさがよくお分かりになると思いますが、一般的に売られているカップラーメンや袋ラーメンに含まれている糖質の量はだいたい50gくらいありますから
約3分の1の糖質量
なんですね。
ちなみに、白飯も1杯当たりだいたい50g糖質があります。うどんも1杯あたり50gくらい糖質あります。食パンも6枚切りの1枚はその半分の25gくらいですから、どれだけ糖質が抑えられているかがお分かりいただけるでしょう。
食べてみた感想
実際にこちらの低糖質とんこつラーメン風を食べてみましたので、写真付きで感想をお届けします。
いざ実食!
麺、スープ、特製唐辛子タレが商品部分です。
白ネギを独自にトッピングしてみました。
麺はというと、ご覧の通りストレート麺。
とんこつラーメンはやっぱりストレート麺
ですよね。
麺はカップラーメンの乾燥麺とは違って生麺タイプです。
特製唐辛子タレが決め手
特製唐辛子タレというと、福岡博多発祥のとんこつラーメン店「一蘭」を彷彿とさせますが、それよりも結構辛さが効いています。
この特製ダレ、一緒に入れることをオススメします。
お店(低糖食堂)の商品紹介でも書かれていますが、糖質を抑えることでどうしても旨味が劣りがちなのを補うために作った特製ダレのようですが、食べてみるとその通りでした。
このタレの辛さが美味しさを引き立たせています。
ラーメンを美味しく食べる一工夫
ラーメンを美味しく食べるためにちょっと一工夫。
是非、麺を茹でる用のお湯とスープ用のお湯を準備しましょう。
カップラーメンは元々、スープも麺も同じお湯で温めますが、袋ラーメンの場合には茹でる用とスープ用のお湯を分けている方も結構いると思いますが、分けることをオススメします。
下の写真は、購入時に商品と一緒に入っていた作り方案内ですが、これは少しだけ面倒に思う人もいると思いますが、是非分けましょう。
生麺は水分を吸い易いですし、麺茹で用とスープ用を一緒にしてしまうと、スープが薄まったりしてしまいます。
結構この手間が大事です。
筆者はスープ用にはよく電気ケトルを使っています。
電気ケトルはすぐに湧きますし、ポットや鍋と違って、やかんのように手に持ってお湯を注ぐことができますからめちゃめちゃ便利です。
配送方法、保存方法、日持ち日数
生麺タイプですので、クール宅急便での配送となっています。到着後は冷蔵保存が必要です。
賞味期限は配送で多少前後しますが、大体20日〜25日は日持ちすると考えて大丈夫でしょう(筆者の場合は、賞味期限まで23日ありました)。
糖質に苦しんだ店主自身の体験から出来た低糖質麺
こちらの商品は、店主の橋本さんも実際に糖質制限に苦しんだ経験から誕生したもののようです。
以下の写真は、商品と一緒に入っていた感謝の手紙ですが、そこには低糖とんこつラーメン誕生の経緯と思いが書かれています。
きっかけは健康診断で血糖値が高かったということで・・・
妙に親近感を覚えます
ヘモグロビンA1cが6.2(%)だったらしいです。ちなみに、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の値は、2012年からJDSという日本独自基準からNGSPという国際基準に変わった関係で、数値が0.4%プラスされるようになっています。
店主の手紙を読むと、実際に数々の食事制限があったようですので、こちらの数値はきっとJDS表記での数値なんでしょう。
NGSP表記となった今でも6.2%というのは高い数値に間違いないですから、血糖値を気にする必要性をひしひしと感じます。
まだそこまでには血糖値が高くなくても、注意レベルに入った筆者は戦々恐々です。
低糖質の食品を探している方にはオススメしたい商品ですね。