【初心者推奨】楽天ペイ「どこで買っても5%以上還元」が分かりやすい〜国のキャッシュレス還元制度を知らなくても大丈夫

消費税が2%増税となりました。

2%とはいえ地味に家計にこたえますよね。

そんな増税対策として国は「キャッシュレス・消費者還元事業」で5%もしくは2%還元する施策を2020年6月30日までの期間限定で実施しています。

こういったものも活用して家計をやりくりしたいものですが、この還元が5%なのか2%なのか、はたまた全くないものかは複雑でよくわからない方も多いでしょう。

この10月1日より楽天ペイがセブンイレブンでも使えるようになりましたが、この楽天ペイは現在「どこでも5%以上の還元」のキャンペーン中です(12月2日9:59まで)。

このキャンペーンは本当に5%以上還元されるようになっていて、国の複雑な還元策(5%or2%、ポイント還元or値引きorキャッシュバック)を意識せずに使ってもきちんと5%以上還元されるようになっているので、初心者の方にとってもとても良いと思っています。

今回は確実に5%以上還元をゲットできる楽天ペイについて解説しておきたいと思います。

一歩進んで、還元方法(値引き、ポイント還元)についても紹介しますので興味のある方はご覧ください。

国のキャッシュレス制度の還元分と楽天の還元分がどのように計算されているかを実際の買い物を例にとって説明します。

楽天ペイはすぐ使える(他社クレジットカードでもVISA、MasterならOK)

楽天ペイの5%以上還元キャンペーンは楽天ペイで買い物さえすれば適用されます。

楽天ペイを使うにはスマホアプリをダウンロードして、持っているクレジットカードを紐付けるとすぐに使用することができるスマホ決済ですね。

楽天ペイで決済すると、紐付けたクレジットカードの支払いになるという仕組みで、LINE Pay、メルペイなどのスマホ決済がチャージ型(銀行口座などから引落)を基本とするのとは異なります。

登録できるカードは楽天発行のクレジットカード「楽天カード、もしくは楽天カード以外のクレジットカードのVISA、MasterCardブランドのカードです。

楽天カードを持っていなくてもVISAかMasterCardのクレジットカードがあればすぐに登録して使えるようになります。

楽天ペイはどこでも5%以上還元キャンペーン中(12月2日9:59まで)

現在開催中のキャンペーンの大きな特徴は2つあります。

一つ目が楽天ペイの支払いに設定するクレジットカードがたとえ楽天カードでなくてもOKという点。

2019年9月30日までやっていたキャンペーンでは楽天ペイの支払いに楽天カード設定者限定で5%還元キャンペーンをやっていましたが、今回は楽天カードでなくても良いという大盤振る舞いです。

二つ目が楽天ペイが使えるお店であればどこでも5%還元になります。

他のスマホ決済の場合、対象店舗を限定して還元率を上げていたりすることが多いですが、楽天ペイはシンプルにどこのお店で買っても5%還元です。

これは非常に分かりやすいですよね。

しかも、10月より始まった国のキャッシュレス還元制度によって、還元条件というのは複雑さが増している状況にあります。国のキャッシュレス還元はお店側も手続きが必要で、これが完了していないお店では国の補助金を原資にした還元はできません。

つまりは「せっかくキャッシュレス決済したのに国のキャッシュレス制度の登録されていないお店だったので何も還元されなかった」ということが起きるのです。

そういった面倒なことを取っ払って「楽天ペイであればどこで買っても5%は還元するよ」という画期的なキャンペーンを楽天ペイはやっているわけです。

利用者は本当に5%還元なのか迷うことなく、安心して使えますね。

楽天ペイに楽天カードを設定すると6%還元になる

楽天ペイは期間中、どこで買っても5%還元されるようになっています。

さらに、楽天ペイに登録する楽天カードにすれば、+1%になり6%還元となります。

ひとまず楽天ペイで5%還元狙いで使用する方はお手持ちのクレジットカードで(VISA、Masterであれば)すぐに使うと良いですが、今後ポイントを貯めたり少しでもお得に生活をしたい方は楽天カードを作っておくことをオススメします。

楽天カードは何と言っても高還元率のクレジットカードでもあります。クレジットカードの還元率の相場は0.5%ですが、楽天カードは還元率1.0%です。

さらに、将来に向けた積立投資にも有用で、貯まった楽天ポイントで投資信託が買えたりしますし、クレジットカード払いで投資信託が買いつつまたポイントも貯められたりします。

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積立投資を少しずつ始めたい方にとってはとても良いですし、実際に私も毎月積立投資をしています。

楽天ペイは複数の支払い方法を混在できる(楽天キャッシュ不足分をクレジットカード払い)

楽天ペイの「どこでも5%還元」は分かりやすく、キャッシュレス初心者の方にとってオススメのスマホ決済(QRコード決済)ですが、使いやすい点は他にもあります。

それが複数の支払い方法を混在できる点です。

楽天ペイは基本的にクレジットカード払いで、楽天ペイに紐付けたクレジットカードで払う仕組みですが、それ以外に楽天キャッシュという電子マネーとも混在利用ができるのです。

「楽天キャッシュ」とは

楽天カード、楽天銀行、ラクマという3つの楽天のサービスからチャージが可能な電子マネーです

混在利用の具体的な例としては、例えば1,000円の買い物をする際に、400円分の楽天キャッシュがあれば楽天キャッシュで支払い、残り600円をクレジットカード払いにする、といった使い方ができます。

この設定は楽天キャッシュを優先使用する設定を入れるだけで、これが入っていなければ全額クレジットカード払いにしてくれます。

この仕組みの素晴らしい点は残高不足で決済エラーになったり、そのときに慌てて支払い方法を切り替えたり、残高をチャージしたりといった手間が不要な点です。

例えば、PayPayであれば、残高払いかクレジットカード払いかのどちら一方でしか決済できないため、もし残高不足で決済エラーとなれば、クレジットカード払いに切り替えて全額払う必要があります。

しかし、楽天ペイの場合は楽天キャッシュがあったときに優先使用するという仕組みのため、残高不足や支払い方法を切り替える手間は不要です。

これも利用者にとっては非常に使い勝手が良いところですね。

なお、楽天キャッシュ以外にも楽天ポイントも同様に、優先使用設定が可能です。

しかも、楽天ペイで使える楽天ポイントは期間限定ポイントでもOKですので、楽天ペイを使っていれば、期間限定ポイントを使い切れずにいる、ということもありません。

国の還元分と楽天還元分の内訳と還元方法(セブンイレブンでは即時2%値引き+楽天ポイント3%)

楽天ペイのキャンペーンは「どこでも5%還元」と分かりやすく、国の還元分と楽天の還元分を意識せずとも使えますが、どういう形で還元されるかに興味のある方もいるでしょう。

今回は10月1日より楽天ペイが使えるようになったセブンイレブンを例にとり、還元方法について解説します。まず、どこでも5%還元キャンペーンの還元方法は以下の通りですが、このうちセブンイレブンは2段目の「中小・小規模事業者が経営するフランチャイズチェーン」に該当し、国の消費者還元事業による還元率が2%あります。

まず、どこでも5%還元キャンペーンの還元方法は以下の通りですが、このうちセブンイレブンは2段目の「中小・小規模事業者が経営するフランチャイズチェーン」に該当し、国の消費者還元事業による還元率が2%あります。

出典:楽天ペイ公式サイト

そのうえで、楽天ペイによる還元が3%追加されて合計5%となっています。

国の還元分2%に上乗せして楽天が3%を自前で還元しますよ、というわけですが、この内訳がキャッシュレス還元が複雑になる理由でもあります。

さらに輪をかけて複雑にしているのが「国の還元対象外の店舗もある」という点で、対象店舗かどうかを判別するのはとても面倒なので楽天がやったのが今回のキャンペーンです。

「国の還元対象外の店舗には、楽天が5%分全てを還元する」という身銭を切ることで「楽天ペイを使える店舗であれば全て5%還元」のキャンペーンが成立しているのです。

さて、セブンイレブンの例に話を戻します。

国の2%還元と楽天の3%還元がどのように還元されるかというと、セブンイレブンでは、国の2%還元分は即時充当(即時値引き)です。

つまり、100円の買い物をすると、2%分(2円)値引きされた98円をレジで(楽天ペイで)支払うことになります。

楽天ペイ還元分3%は後日、楽天ポイントで後日還元されるという仕組みです。

その他にもファミリーマートやローソンなどでも即時充当方式のため2%値引き後の金額で決済、3%分は楽天ポイントで還元となります。

【実例】一部ポイント払いで買った場合のキャッシュレス還元方法

ここからは楽天ペイの5%還元の応用編です。

楽天ペイはクレジットカード払いが基本ですが、楽天キャッシュや楽天ポイントなども優先使用設定を入れることで混在利用ができます。

一方で、ポイントで幾ら払って、キャッシュレス還元が幾らだったか分かりにくくなります。とくに、セブンイレブンなどの即時充当(即時値引き)となると複雑になります。

セブンイレブンでの実際の買い物を例に解説します。

以下は総額883円(税込)の買い物を楽天ペイで支払ったときのレシートです。

総額883円から「キャッシュレス還元額 -17円」と2%分値引きされ、866円を楽天ペイで支払っています。

上記の通り、レシートで分かるのは2%還元分のみです。

楽天の還元分3%分(26ポイント)は表示されません。

楽天ペイで支払った中身の確認には楽天ペイの支払い履歴を開きます。

支払い履歴を見ると866円の支払いのうち、楽天ポイント166円分を使い、700円分を支払ったことがわかります。

しかし、楽天ポイントが一体幾ら還元されたかは確認ができません。

今度は楽天ペイアプリ利用時に届く確認メールを開いてみます。

楽天ペイアプリの支払い履歴と同様に、166円ポイント利用し700円支払ったのが分かるのに加えて「獲得予定ポイント 7ポイント」という表記が見えます。

しかし、7ポイントというのは還元3%分(26ポイント)には足りません。

一体どういうことでしょう。

実は、3%分還元というのはすぐにはわかりません

というのも、楽天ペイの3%還元分は後日キャンペーン期間中の還元ポイントがまとめて計算されて付与されるという形式になっていて、すぐには分からないようになっています。

では、表示されている7ポイント分が何かというと、楽天ペイの支払いに設定している楽天カード還元分1%なのです。

なぜこのような方式なのか疑問に思ったり、本当に還元されるか不安な人もいるかもしれません。

それは、楽天がいつも色々なポイント還元キャンペーンをやっているから、ということに尽きます。

楽天はいつも何かしらポイントアップキャンペーンをやっているので、ポイント還元率というのは毎月各人で変わります

そのため、キャンペーン特典のポイントはキャンペーン期間終了後にまとめて計算するという形式をとっているのです。

決済してすぐに3%還元されていることは確認できませんが、きちんと還元されますので安心して大丈夫です。