JR大阪駅桜橋口にある商業フロア「エキマルシェ大阪」。レストラン・飲食店やデパ地下のお惣菜のような中食販売店が所狭しと並んでいます。
このエキマルシェ大阪が面白い取り組みをしています。
それは「イートイン」スペース。
最近イートインスペースは増えています。でもここは
JR大阪駅構内という超一等地
です。イオン等の郊外のショッピングモールとは違います。なかなかチャレンジングな取り組みです。
さて、イートインスペースといえば、中食あってこそ活きるスペースです。今回はこのエキマルシェ大阪の中食エリアについてご紹介します。
目次
「エキマルシェ」とは
エキマルシェとは、JR西日本が展開するエキナカ施設のブランドです。
2010年のJR宝塚駅の改築工事の際に作られた「エキマルシェ宝塚」からスタートしています。「エキマルシェ大阪」は元々桜橋口にあったギャレ閉館(2011年3月)後の2012年10月にオープンしています。
ギャレがファッション・雑貨・化粧品中心のフロア展開だった一方、エキマルシェはカフェ、レストランや惣菜コーナーがかなりのスペースを占めるようになりました。
上図で言うと「Marche’s Cafe & Dining(濃赤)」「Marche’s Kitchen(緑)」の部分が飲食関係の店舗です。
ギャレのときは飲食店舗が本当に少なくて、駅改札横(現在はエキドンキがあるあたり)にビアバーがあったくらいでした。それに比べて、現在のエキマルシェはすごく飲食に力を入れていて時代の変化を感じますね。
エキマルシェ大阪の中食エリアとイートインスペース
中食エリアはマルシェズ・キッチンの一区画
さて、本題の中食エリアとイートインスペースですが、まず中食エリアは「マルシェズ・キッチン(Marche’s Kitchen)」にあります。
フロアマップの緑色のところです。
このマルシェズ・キッチンに惣菜販売がありますが、全ての店舗が惣菜販売をしているわけではありません。
真ん中の132番の店舗「FAR EAST BAZAAR」から右側が惣菜販売エリアになっていて、左側の101〜107はカレー屋(野菜カレーCAMP)やお茶漬け屋(だし茶漬け えん)といった比較的小型の飲食店舗が入っています。こちらは個別に座席が用意されています。
そして、この中食エリアのなかのどこにイートインスペースがあるかというと、マルシェズ・キッチンを拡大した下図の赤点線で囲ったところにあります。
中食エリアのイートインスペースはこんな感じ
このスペースにはまず柱があります。その前後に通路がありますが、その片側に2人座りの座席が柱に沿って並んでいます。
座席数は2人がけの席(テーブル1卓、椅子2席)が大体10セットくらいあります。
十分な広さではないものの、ちゃんと椅子とテーブルがあります。中食を買ってからすぐに食べられるのです。
これはなかなか画期的なことだと思いませんか?
というのも、百貨店のデパ地下にイートインスペースはほとんどありません。あっても店舗限定のカウンター席しかない場合が多いものです。しかし、デパ地下はたくさんのお店の色々なお惣菜が揃っていることが大きな魅力ですので、複数のお店から何個か品物を買う方が多いと思います。
そういった複数店舗から買ったものをすぐに食べられたらとてもいいと思いませんか?こういった一店舗のイートインではなく、共用型のイートインというのはすごくいいですよね。
買ってすぐ食べた後に家に帰って食べる用もまた買って帰ったりということもできます。
マルシェズ・キッチンの惣菜屋さんの一例
マルシェズ・キッチンの店舗の様子をほんのちょっとだけご紹介します。
「FAR EAST BAZAAR」
こちらは先程も少し出てきたお店「FAR EAST BAZAAR」。飲食店舗(専用のテーブル席あり)と惣菜屋さんの境界線に位置するお店です。
こちらでは、オーガニック系のドライフルーツやスパイスが販売されています。ナッツやオリーブも販売されています。
それ以外にも、コーヒーやジェラートも販売されているようです。イートインでのちょい食いには持ってこいですね。
「今日のごはん 和saiの国」
こちらのお店は、野菜を中心としたヘルシーメニューのお店で
ザ・デパ地下
なお店です。
どのメニューも色とりどりの野菜が目に入ってくる鮮やかさが特徴です。
見た目も可愛くって人気メニューの「KaKeごはん(かけごはん)」シリーズは、弁当箱に取っ手が付いていて可愛いです。
「KaKeごはん」を買って食べてみたエントリーもありますので興味のある方は是非↓