堀田茜出演のUQ mobile広告に見る「No Limit」ではないコンセプト


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WiMAXでおなじみのUQコミュニケーションの広告が3月第2週の大阪で大量出稿中です。

WiMAXといえば、ルーターでよく知られていますよね。WiMAXというのは無線通信規格の名前ですが、日本で全国的なWiMAX事業者はUQコミュニケーションのみ(※地域WiMAXはあります)なので、実質「WiMAX=UQ WiMAX」のように考えられていますが、そんなUQコミュニケーションが広告を大量投入しています。

今回はこのUQコミュニケーションズの広告の梅田界隈での掲載場所とこの広告キャンペーンについてです。

広告掲載場所(2016/3/8)

おなじみのルミポール阪急梅田

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本サイトをご覧の方にとっては毎度おなじみ「ルミポール阪急梅田」です。

1週間の広告掲載料が500万円と阪急電鉄の交通広告の中で最も高い掲載料を誇る広告スペースです。

先週はアイフルの広告でバナナマンが出ていましたね。

アイフルさんパネェっす!阪急梅田駅を占拠するアイフルの広告
2016年3月1日現在、阪急梅田駅がアイフルに占拠されています。 すごい勢いです。 1階の紀伊國屋前の円柱広告(ルミポール阪急梅...

JR大阪駅やヨドバシカメラ前でも

こちらはJR大阪駅の地下1階の連絡通路です。JR大阪駅からヨドバシカメラ、地下鉄御堂筋線梅田駅、阪急梅田駅へ繋がっています。こちらの頭上の吊り広告、左右の壁にポスター広告があります。

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ヨドバシカメラ梅田1階の東側入口(阪急梅田駅方面)の柱にもあります。

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今回のキャンペーンとは?

MVNOスマホ「UQ mobile」激押し

さて、今回のUQコミュニケーションズの広告は2種類のブランドの広告になっています。それは「UQ WiMAX」「UQ mobile」という2つのブランド。

UQ WiMAXはおなじみのあのルーターのWiMAXのことです。一方、UQ mobileのほうは最近話題のMVNOです。MVNOは3大キャリア(docomo、au、softbank)のように回線設備は持ちませんが、キャリアから回線を仕入れて自分たちのブランドで売っています。MVNOは3大キャリアより安価なプランになっています。年々スマホやLTEで高額化する3大キャリアの携帯通信料に対して、安価なプランが注目されています。

そのMVNOスマホ「UQ mobile」の新広告キャンペーンをCanCam専属モデルの堀田茜さんを起用して3月4日から全国的に行っているようです。

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CanCam専属モデル・堀田茜

 

一応、「UQ WiMAX」も同時に広告をしていますが、扱いが小さいのは見ての通りです。広告のバリエーションがUQ mobileのほうが多いですよね。

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出典:UQコミュニケーションズ 公式サイト

 

コンセプトは「No Limit」ではなく「ちょうどいい」

https://www.youtube.com/watch?v=E365ZqpFSo4

WiMAXといえば「No Limit」というコンセプトです。キャリアにはない「月間通信量制限無し」のプランがあって、これがヒットしました。このイメージが強く残っている人多いんじゃないでしょうか。

「No Limit」と言っても厳密には、月間通信量制限がなくても短期間で過度な通信を行った場合の速度制限はあります(3日間で3Gバイトを超えると、700kbpsくらいに速度制限される)。「(月間通信量)無制限」を強調するあまり、速度制限がかかることをよく分かっていない人たちから訴訟沙汰になっていました

とはいえ、「月間通信量制限無し」は一定の人には確実にメリットのあるサービスです。しかも、WiMAXは実質(全国的には)UQコミュニケーションズ1社だったので「WiMAX = No Limit = UQコミュニケーションズ」といったように専売特許になっていました。

一方で、MVNOスマホ「UQ mobile」のコンセプトは「ちょうどいい」「無駄がない」というもの。

先程書いた通り、最近は機器の高性能化(ガラケー⇒スマホ)、高速通信(3G⇒4G)に伴って携帯電話代は高止まりしています。そのため、MVNOに最も期待されるのは「安くなるか」ということ。

その点でUQ mobileのコンセプトも当然、”安くなる期待を抱かせる”キャッチコピーになります。

安価を売りにするのはUQコミュニケーションズに限った話ではなく、MVNO全事業者は必ずそうなります。MVNOの成立背景からそうならざるを得ませんが、これまでWiMAXを専売的に売っていたUQコミュニケーションズのイメージが強かったため、少し意外な感じがした今日この頃です。