大阪の初詣ポスターモデル2016|大阪市営地下鉄は京阪には優しくて阪急阪神に冷たい?

初詣の季節が終わりを迎えつつありますが、今週いっぱいは正月気分がなかなか抜けないのではないでしょうか。

1月7日までは多くの場所で初詣キャンペーンをやっていますしね。

正月休み明けとはいえ、まだまだ街中は初詣の気分をかき立てるものが残っています。

それが毎年恒例の初詣ポスター。

京阪電車と阪急電車の初詣ポスターは毎度モデルが大きく登場するポスターです。

それを見ていて少し気付いたことがあります・・・。

2016年のモデルは京阪が林真帆さん、阪急阪神は鷹翔 千空さん

京阪電車のモデルは「林真帆」さん。

2015年11月から、おけいはん6代目「出町柳けいこ」というキャラクター設定での出演です。

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一方、阪急阪神電車のポスターのモデルは「鷹翔 千空(たかと ちあき)」さんです。

おなじみ宝塚歌劇団の方ですね。

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地下鉄に貼られた2つのポスターをよく見ると・・・

この2つのポスターは大阪市営地下鉄内にも貼られています(写真は西大橋駅で撮影したものです)。

これらをよく見ると何やら気付くことがあります。

それは一番下に書いてある文字を読みますと気になるところが・・・

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京阪電車のほうが丁寧な案内になっているんです。

京阪電車には

地下鉄「淀屋橋」「天満橋」「京橋」「関目成育」などの各駅からお乗換ください。
大阪市交通局

一方、阪急阪神のほうは

初詣には、大阪市営地下鉄・バスでお出かけください。 大阪市交通局

となっていて、乗換駅の案内が書かれているんですが、阪急にはそれがないどころか、「大阪市営地下鉄・バスで」とまで書かれているではありませんか。

阪急阪神の広告ポスターにも関わらず、悲しいかな、大阪市営の宣伝をされています。

ただのデザイン上の問題?乗換駅数が影響?それとも・・・?

これはどういうことなんでしょうか。

デザイン上の問題?どこが考える文章?

落ち着いて見てみると、ポスターには共通して大阪市交通局(大阪市営地下鉄)と最後にクレジットされています。

ということは、この最後の一文は大阪市交通局の枠で大阪市交通局が文章を考えている可能性が高いです。

大阪市交通局が考えるとなると、常識的に考えて(地下鉄から見ての)各電車との乗換の案内をするはずです。

で、現に京阪電車との乗換案内をしてくれています

しかし、阪急阪神電車との乗換案内をしてくれていません

この差は一体何なんでしょうか??

阪急阪神の乗換駅が多いし、阪急と阪神を区別すると収まりきらない(字余りの可能性)

 

京阪電車への乗換を「淀屋橋」「天満橋」「京橋」「関目成育」と案内するように、阪急阪神も「梅田」「難波」「九条」「西中島南方」「天神橋筋六丁目」と案内すればいいのではないでしょうか?

と思いつつ、乗換駅を並べてみて気付くことがあります。

それは、阪急阪神の場合は乗換駅の数が多く、なおかつ、阪急と阪神の乗換駅の区別をどうするか?ということ。

京阪電車への乗換はポスターに記載の通り、4駅くらい(他にある?)で全て京阪電車だけですが、阪急阪神の場合はまず5駅と多くてしかも「西中島南方」「天神橋筋六丁目」なんて5文字も6文字もあります。

そして、阪急なのか阪神なのかも区別してあげるほうが丁寧です。

阪急阪神を区別表記するのであれば・・・

・「梅田」→阪急阪神両方

・「難波」→阪神のみ

・「九条」→阪神のみ

・「西中島南方」→阪急のみ

・「天神橋筋六丁目」→阪急のみ

といったようになります。

そのため、駅数へ阪急と阪神の区別を考えだすと、指定の枠に入りきらなかった、そして、利用者への案内として分かり難いと判断して、バッサリ切ったということも考えられます。

とはいえ、よくよく考えると、京阪電車への乗換案内は全て地下鉄の駅名を案内していますので、同じようにすれば阪急○○駅、阪神○○駅といった案内をしなくてもよいと思いますし、京阪への案内も”などの各駅から”という表記をしていますので、一部の駅だけを案内すればいいとも思うのです。どうしても「阪急電車・阪神電車への乗換は〜」といった記載が必要になるかと思いますが、それを「大阪市営地下鉄・バスをご利用ください」というのは・・・ねぇ?よく阪急阪神グループがOKしたなと思ったものです。

(おまけ)十日戎ポスターは江越大賀さん(阪神タイガース)

阪急阪神は宝塚歌劇団の女性が登場する初詣ポスターとは別に、阪神タイガースの選手が登場する「十日戎ポスター」もあります。今年は「江越大賀(えごし たいが)」さんです。

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