昨年の3月に登場した高畑充希のかんぽ生命のCMが今年もJR大阪に登場しました。
高畑充希といえば、NHK朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」のヒロインでした。ちょうど1年前のこの時期はドラマがスタートする直前で注目度が日増しに上昇するタイミングでした。
そして、その彼女の注目度に乗じるようにポスターも特大のシート広告を使われていました。そう、本サイトでもおなじみの「大阪駅ランドマークアドスクエア<御堂筋口>」を占拠しておりました。
昨年の広告と今年の広告を比較して眺めてみることにしましょう。
今年はデジタルサイネージ型で広告予算抑制
今年はデジタルサイネージへの出稿という形になりました。
昨年と比べるとどうしてもインパクトは欠けますね。昨年は無地のパステルカラーの背景に彼女がポーズを撮った全10種類の広告が柱一面に貼られていて、彼女のファンに限らず目に入ったことは間違いありません。
昨年と今年で大きく異なるところがありますが、それは銭の部分。掲載場所が違うわけですが、これでざっと数百万円の差がございます。
本サイトでは何度か取り上げてきた通り、昨年使われた特大シートの広告スペースは大阪梅田で一番高い交通広告スペースなのに対して、デジタルサイネージは割とこなれた価格ですので、今年は広告掲載スペースへの投資は減っているわけでございます。
広告手法の違い、月日を感じさせるニクい演出
昨年と比べると広告掲載場所への投資は抑制されていますが、広告の中身はとてもいいものになっているように思います。
というのも、今年の広告は、保険という商品の特性を感じさせるものになっているからです。
かんぽ生命というと「保険」です。保険にも掛け捨て型だったり貯蓄型だったり、生命保険だったり傷害保険だったり学資保険だったり色々種類はありますが、共通するのは「何かもしものときのため」のものです(当たり前ですが)。
何か自分にあったときの家族の支えになるものであったり、子どもの進学に備えたものだったりします。
自分のためでもありますが、家族や子どものためといった色合いが強いものです。
さて、広告の写真を見てみましょう。そこには高畑充希が小さい頃の自分と同じ場所で同じようなポーズをとって撮影した写真が並んでいる。
こうして並べてみると、高畑充希という一人の女性の成長がわかり、人生という時間の移ろいを感じる。あれほど小さかったあの子がこれだけ大きくなっている。無事に成長したということがわかるってもんです。
この広告を見て「子どものために何かしてあげたくなる」という気持ちをくすぐられた人も結構いるんじゃないかと思うのですが、世のお父さん、お母さんはいかがでしょうか。