<<「梅田はがくれ」は2018年9月25日に閉店しました>>
大阪梅田のうどん激戦区「大阪駅前第3ビルB2F」
その激戦区の中でもとくに有名なお店が「梅田 はがくれ」。店の前にはいつも行列が出来ています。
今回はこのお店名物の「生じょうゆうどん」をご紹介します。
「生じょうゆうどん」はもはや別格
早速「梅田 はがくれ」名物の「生じょうゆうどん」を見ていきましょう。
写真をご覧いただくと分かる通り、縦方向に綺麗に巻かれているうどんの上を横一文字のように大根おろしと刻みねぎが載せられています。そして、その上に醤油が「2往復半」かけられていて食べる直前の状態ですが
見るからに綺麗ですよね!
職人技を感じます。
これは名物店主の天谷さんが丁寧に盛りつけてくださったものなんですね。
名物店主の天谷さんの有名な「食べ方指導」を頼むと、こんな感じで盛り付けもしてくださいます。
梅田はがくれでは、お客さん一人一人に食べる前に天谷さんが「(お店に)来たことある?」と聞いてきて、初めての場合は食べ方を指導されます。初めてでなくても、お願いするとやってくれます(筆者はその口で、今回は来店2回目)。
店内はカウンター席だけなので、全てのお客さんに対して、天谷さんがおもてなしをしてくださるんですね。
さて、天谷さん指導の食べ方のポイントは
「混ぜたらダメ!」
「2本ずつ一気に吸い上げる」
といったもので、このように食べると
「香りは後からやってくる」
というものなんですが、この教えを忠実に守って食べると
マジで香りが後からやってきます!!
すだちの香りが心地よく鼻腔を通り抜けていくのが分かるんです。すだちの香りを楽しみながら、つるんつるんのうどんの味を楽しむことができます。
よくこのお店のレビューで「刺身のようなうどん」という形容がされますが
仰る通り刺身でございました
梅田はがくれの生じょうゆうどんは、唸る美味しさなんです。
店主の指導は忠実に守るべし
いつも行列の大人気店だったため、今回訪れたのは数年ぶりだったのですが、その味は正に「別格!!」です。
普段大阪に住んでいますと、うどんはそれなりに食べていますから多少なりともうどんの味の違いは分かるようになります。本当に美味しいんです。
この衝撃が偶然でないことを確かめるべく、筆者は他店のうどん屋に入ったときには必ず「生じょうゆうどん」を食べるようにしてみたんですが、マジで梅田はがくれとは全然違います。いや、比べるのがおこがましいくらいです。
実は、天谷さんが仰った中で印象的な言葉があるのですが、こうして他店の生じょうゆうどんを食べて回ると、その言葉が見事に真実を突いているように思えて仕方ありませんでした。その言葉とは
「不味い店は混ぜよる」
というもの。これ、私が食べて回った限り
真実です。
「不味い」というのは言い過ぎのように思うかもしれませんが、梅田はがくれの生じょうゆうどんを一度経験したことある人の中では同意してくださる方がほとんどやと思います。
外国人旅行客も多い
梅田はがくれの評判は大阪だけでなく、全国的に有名でたくさんのメディアに何度も取り上げられています。その知名度というのは海外にも及んでいて、外国人旅行客も多く訪れています。
現に、筆者が入ったときには韓国人ペアのお客さんが2組いました。行列の中にもそれらしき方が数組いました。
「コリアン?アニョハセヨー」
店主の天谷さんも韓国人旅行客に合わせて、韓国語で挨拶する天谷さん。
「ドント・ミックス(Don’t mix)やで!」
という日本人でも分かり易い英語を話す天谷さんの声が聞こえてきます。
外国人観光客から見ても天谷さんのキャラクターというのはチャーミングなんでしょう、皆さん楽しそうです。そして、天谷さんの指導を忠実に守り2本の麺を一気にすする音が響き渡ります。
何ともハッピーな空間が目の前には広がっているのです。